交通トリビア

たった数秒で人生を狂わせますか?危険!コンビニワープ

コンビニを横断

コンビニワープの概要

こちらにも書いていますが、朝の通勤ラッシュ時によく目撃するので、改めて考えていこうと思います。そもそも、コンビニワープとは、交差点手前の角にコンビニなどが併設されている場所で、信号が赤のときに信号待ちを嫌って、コンビニの敷地を通過することです。そうすると、信号で待つ必要がなく、交差道路に出られるというわけです。

https://youtu.be/22zAai4elpg

たった数十秒のために

私の知る限り、どれほど長い赤信号でも、2分が最大です。確かに2分はさすがに長いですが、だからといって、他人の敷地内を無断で横断して、ワープするのはどうかと思います。画像の交差点は、赤信号の時間はせいぜい数十秒です。たったこの時間のためにコンビニ通過は大変危険です。

過去には死亡事故も

ローソンより。画像は関係ありません。

まさに、このコンビニワープをしていた車が、コンビニの敷地内を歩いていた子供をはねて、死亡させた事故が発生しています。コンビニワープを選択するような車が、歩道手前で一時停止するなど考えられず、かなりのスピードを出していたと思われます。コンビニの敷地内は、駐車している車が多く、その陰から歩行者が出てくることは容易に考えられます。しかし、やはりコンビニワープをする車が、そのことを考えて通過するとは思えません。そこまで考えられる人は赤信号を待ちます

法的にどうか

警察も、このような立地条件のコンビニの従業員から、相談を受けているようです。かなり頻繁にコンビニワープを目撃するようです。不法侵入などの可能性に関しては、コンビニ側も、土地を借りていることが多く、難しいようです。目には付きますが、重大な犯罪とまではいかないですし、検挙は難しいようです。これもこちらに書いていますが、道路に面した施設に出入りするために、歩道や路側帯を横断するときは、歩行者などがいなくても一時停止しなければなりませんが、数が多いので、取締りは現実的ではないとのことです。

たった数十秒の我慢が一生の後悔

本当にこの言葉に尽きると思います。コンビニワープだけでなく、自動車の運転全般に関していえると思います。数秒先の自分や相手の人生を考えてハンドルを握らなければならないのです。

対策

朝夕の交通量が多くなる時間帯に、片側の出入り口にポールを設置するなどして、コンビニワープを防ぐ対策をしているコンビニもあるみたいです。物理的に通過できないようにするのです。画像にも写っています『通り抜けお断り』のお願い看板を立てていますが、それで効果が出るはずもありません。

まとめ

  1. 交差点の角のコンビニを通過して赤信号をやり過ごすことをコンビニワープという
  2. 目に余るが、不法侵入などで取締ることは難しい
  3. 過去には死亡事故が発生している
  4. 対策としては、物理的に通れないようにするしかない
  5. たった数十秒の我慢が一生の後悔になることも
ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

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