交通トリビア

坂道でバッタリ!上りと下りどっちが優先!?

このような山道などを走行中に

対向車とバッタリ鉢合わせ!

どちらかが止まらないと(戻らないと)

大変危険な場面です。

坂道であれば上りが優先!

理由は発進が難しいから

  • 坂道発進の難易度が高いからです。

下りの発進は非常に簡単です。

MT車であってもブレーキを離すと

勝手に進行方向に下っていきます(^^)

なので、狭い山道などで対向車と

鉢合わせになったら

  • 下りの車が上りの車を譲らないといけません。

MT車の坂道発進とは!?

チューリッヒより

MT車というのはご覧の通り、

  • 左足でクラッチペダル(断続器)
  • 右足でアクセルペダル

を同時に操作しないといけません。

さらには

  • 左手でサイドブレーキを併用します。

MT車の坂道発進をまとめると

  1. 後ろに下がらないようにサイドブレーキを引く
  2. アクセルを平地より多めに踏みながら
  3. クラッチを半クラッチにする
  4. サイドブレーキを下す

成功すればいいですが、失敗すれば

  • エンスト

します。

エンストとは!?

エンジンストップは故障です。

エンストは正式にはエンジンストールといいます。

クラッチを急に繋げたときに

エンジンの力の限界を越えたときに発生します。

エンストは再びキーを回せば直ります。

よって、MT車の運転手はこのエンストと

常に隣り合わせなのです。

特に、狭い山道などで、対向車とすれ違うときは

プレッシャーがすごいのです(;^ω^)

逆行も!?

  1. アクセルを踏んで
  2. 半クラッチをする
  3. サイドブレーキを下す

といいましたが

➁の半クラッチが出来ていないと

逆行します。

だから上り側が優先になっているのです。

退避所があるときは

上り下り関係なく

退避所のある側が退避所に入って

対向車を譲らないといけません。

坂道発進が難しいMT車で、上り側であっても

退避所があれば、停止し

対向車に道を譲らないといけません。

中央線がない

山道など、退避所があるような道は

道幅が狭いので、多くの場合

  • 中央線がない場所が多いです。

そのような道を通るときは

常に対向車が来ることを考えて

速度を落として運転しないといけません。

ただし、中央線があっても対向車が

はみ出してくることが非常に多いです。

これはF1の走行位置の基本ですが

一般車もこの走行位置をよく通ります。

  • 一般道路ではダメです、危険です。

しかし、対向車はお構いなしに

速度も落とすことなくF1のように

こちらにはみ出してきます。

  • こちらが左カーブの時は
  • 相手は右カーブです

そのことをよく考えて

こちらは速度を落として

左寄りを走行しましょう。

  • 運転者たる者、賢者たれです。

見えない対向車の動きを考えてハンドルを握る。

運転者の基本、危険予測を発揮しましょう!

片側が崖や谷になっているとき

崖や谷側が譲る

このような場合は崖や谷側が停止します。

  • 上り下り関係なしに崖や谷側が停止します。

なぜなら、崖や谷側の車が動けば

転落の可能性があるからです。

ですので、焦って崖や谷側の車が

動いてはいけません。

壁側の車が行き過ぎてから

動くようにして下さい。

路肩を走行しない

道路WEBさん

道路の端から0.5m以内を路肩といいます。

この路肩走行が禁止されている理由は

道路の左端は軟弱で崩れ落ちる

可能性があるからです。

なので、このような場所では

崖や谷側の危ない側の車が停止します。

カーブの向こう側を予測する

潜在的危険

文字通り潜んでいる危険のことです。

自動車の運転は常にこれを意識します。

  • 画像のような死神より対向車は怖い物です。

この危険を予測をしないと、命に危険が及びます。

  • このカーブの向こう側に車がいる
  • 急に対向車が中央線をはみ出してくる
  • カーブの先に駐車車両などの障害物がある

このような予測の仕方が

  • 潜在的危険予測です。

自分だけは大丈夫などの考えで

運転は絶対にしてはいけません

いつか事故を起こしてしまいます(>_<)

事故を起こしてからでは遅いです。

顕在的危険

目に見える危険のことです。

例えば

  • 落ち葉がたくさん落ちていて滑りそう
  • 雨の路面でマンホールが怖い
  • 子どもが横の歩道を歩いている

このような危険を指します。

非常に大事な要素です。

バイクの話をすると、四輪よりも路面状況

気にする必要があります。

しっかり路面を見て、周りを見て

目に見える危険に対応しないといけません。

しかし、やはり、路面状況より怖いものは

潜んでいる危険です。

潜在的危険を察知できないと安全運転はできません。

たまにあるトンネルも注意

急に目の前が暗くなります。

暗順応といいます。

急に目の前が明るくなることを

明順応といいます。

  • 人間は明順応より暗順応の方が劣る

といわれています。

確かに暗い場所に急に入っても

なかなか見えませんよね。

なので、トンネルが現れたら

  • ライトを忘れず点灯
  • 速度を落とす

を必ず忘れないようにしましょう。

しかし、対向車は

  • ライトを点けず
  • 中央線をはみ出してくる

と考えて通行しましょう。

自損事故が多い

速度が速すぎて

このようにガードレールを突き破って

崖に転落しないようにしましょう。

  • 山道ではこのような自損事故が多いです。

いくらガードレールがあったとしても

速度が速過ぎたら守ってくれません。

カーブ手前でしっかり減速です。

カーブ事故の多くはオーバースピードです。

曲がれると思ってカーブに入ったところで

パニックブレーキ→事故。

ゆっくりカーブを曲がってかっこ悪い?

いえいえ、かっこ悪くありません。

カーブに見合った速度を選択できているので

むしろ速度調節が上手といえるでしょう。

そういうときに後ろから他の自動車が

ピッタリひっついてきます。

そのままではいい気分では

ありませんので左に寄って

先に行かせましょう。

100%の確率

嬉しそうに追い越していきます

ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

POSTED COMMENT

  1. はてな より:

    登り優先という法律は存在すらしないですよね?
    教本にはありますがあくまでもマナーレベルで、ルール(法律)と表現するには無理がります。
    事故時の過失割合も、50:50が基本です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA