クリーンディーゼル
みなさんのディーゼルエンジンのイメージはガラガラうるさく、黒煙を吐きまくって大気を汚し、むせるようなすごい臭いの排ガスを出すトラックの印象でしょうか。確かに、昔のトラックやバスはまだまだ黒煙を吐き出しています。(´Д⊂ヽ高度経済成長期のイメージ
しかし、2017年(平成29年)より継続生産車と輸入車に、尿素SCRシステムの搭載装着が義務化されました。この尿素SCRシステムは本当にすごくて、あの黒煙と臭いが全く出ないんです!ディーゼル特有のあのイメージが全く変わります。(‘ω’)進化してます
ディーゼルの名前の由来は、発明者である、ドイツのルドルフ・ディーゼルという1892年に開発したことによります。翌年特許取得。(^^)軽油エンジンって言わないもんね!
Wikipediaより引用
燃料は軽油
ガソリンより安い理由
ディーゼルエンジンの燃料は軽油を使用します。レギュラーガソリンより安価です。これは税金の違いです。軽油は32円10銭/Lの軽油取引税がかけられています。一方、レギュラーガソリンやハイオクガソリンには揮発油税48円60銭/Lと地方揮発油税5円20銭/Lとを合わせてガソリン税53円80銭/Lとしてかけられています。この差が軽油の安い理由なんです。( ゚Д゚)税金かけれすぎ!
軽油の特徴
- 軽油は引火点が45℃以上とガソリンより高い。
- 緑色のノズルで給油(軽油にも色が付けられている)。
- 水の上に浮く(溶けない、比重が軽い)。
- 取扱注意の危険物に指定されている。( ゚Д゚)あの色はわざと付けられているんだ!
長所
- ピストン圧が高いので、燃料効率が良い。
- 燃料効率が良いということは、燃費が良い。
- 圧縮空気内に軽油を噴射するだけで自然発火する。
- 自然着火するので、スパークプラグがいらない。
- ターボチャージャーとの相性が良く、低速トルクがある。
- 燃料代が少し安い。(^^)燃費が良くて、力強いエンジン。
短所
- 高圧縮が必要なため、エンジンの重量が重い。
- コストがかかるので、高価である。
- エンジン音がうるさい。
- エンジンの振動がすごい。
- 定期的にDPF機能が作動する。( ゚Д゚)コストと音が難点!
近年のディーゼルエンジン
最初にも書いた通り、最近のディーゼルエンジンはクリーンです。尿素を元にしたアドブルーという液体と排ガスを反応させて、クリーンな排ガスを大気に放出しています。大体1000km走行するごとにアドブルーを1L消費します。タンク容量によりますが、定期的にアドブルーを補充する必要があります。(^^)クリーンな排ガスにするために!
アドブルーが完全になくなった状態でエンジンを切ると、再びエンジンをかけることができません。なので、アドブルー搭載のディーゼルエンジン車を運転するときは要注意です。メータにこの様な警告ランプが出てきたら要注意です。早めに補充するようにしましょう。(´Д⊂ヽエンジンかからない、うわぁ!
まとめ
- 近年のディーゼルエンジンはクリーン
- アドブルーを使用する
- 燃料に軽油を使う
- 高効率、高燃費、高トルク
- 高価、重量が重い、騒音がある