交通トリビア

出入り口でよくあるサンキュー事故を起こさないために!

サンキュー事故って?

典型的なサンキュー事故

図のように、赤色の車の渋滞のとき

青色の車が渋滞の間を縫って(譲ってくれて)右折します。

そのとき、車体の小さい自転車やバイクがすり抜けてきて事故。

これが典型的な

  • 『サンキュー事故』です。

譲ってくれてありがとうの意味です。

譲ってくれた車(道を開けてくれた車)の陰から

バイクなどが急に出てくるので

心構えがないと避けようがありません。

すごいスピードでバイクや自転車が突っ込んできます。

これを常に頭に入れておきましょう!

自動車の運転者だけでなく、

バイクや自転車側の人も、渋滞の間が変に空いている場合は

もしかして譲っているのかなと思いましょう!

でないといきなり目の前に右折車両が出てきます( ゚Д゚)怖い!

譲られた側は焦る気持ち

焦りの気持ち

焦ってはいけないんですけど、焦りますよね(;^ω^)

せっかく開けてくれてるんだから

  • 早く行かないと!』
  • 『もたもたしたら悪いからさっさと行かないと!』

というような気持になりますね(‘Д’)

しかし、よく考えれば譲る側になったとき

そんな気持ちで譲ってないですよね(^^)

別にゆっくり行ってもらって問題ないですよね( *´艸`)

わざわざ間を開けておきながら

  • 早く行けー

なんて人いないですね。

そんな人がそもそも間を開けるような優しいことを

するはずがないと思います。

一番上の図を思い出して

  • 譲ってくれている車の陰からバイクが出てくるかも

と考えながらゆっくり慌てず右折しましょう(^^)

コンビニなどの出入り口での事故

譲ってくれた車が死角になる

右折でコンビニなどに入るときにも

起きやすいサンキュー事故です。

図のように、反対車線の渋滞の車の一台が

コンビニなどの出入り口を開けてくれて

入るときに歩道を走る自転車と衝突。

このような事故が渋滞時に非常に多いです。

歩道を走っている

  • 自転車もスピードが速く

ながらスマホなど当たり前です。

こちらを見てくれてなどいません。

むしろ相手は自転車なので

  • 運転免許を取得していない可能性

(車の動きを知らない)もあります。

その自転車にこちらの発見を期待してはいけません。

こちらが

  • 自転車を発見してあげる

必要性があるのです。

私の教習所の路上からの帰り

私の教習所の帰所時

私の教習所はこのように路上から学校への帰り道が

信号からとても近くてしかもT字の交差点なんです。

某宅配大手〇ーバー〇ーツの自転車と

危うく衝突しそうになりました(>_<)

なので毎回、帰所時に右折車で混雑していて、譲ってくれて

サインキュー事故になり得る形状です。

毎回冷や冷やで路上から帰ってきます。

しかも、下りになっているので勢いがつくんです!

にも関わらず教習背の方は

焦ってアクセルを踏みながら

場内に入って行ってしまうのです(>_<)

本当に毎回危ない交差点形状なんです。

サンキュー事故を防ぐには

落ち着いて

サンキュー事故を防ぐには

  • 運転技量

ではなく、

  • 気持ちの問題です!

サンキュー事故は

  • 『単独』では起きません。

必ず譲ってくれる

  • 『相手車両』がいます。

いつ譲ってもらってもいいように

  • 『心構えを忘れない』

譲ってくれた車の見えない向こう側に

恐怖が待っているのですから(>_<)

ハンドルを握っている以上は常にあらゆる場面を

想定していないと慌ててしまいます。

サンキュー事故に限らず、どのような事故も

単独事故以外は相手車両が存在しているはずです。

単独事故は別問題

その相手車両よりこちら側が賢くなくてはいけません。

こちらがとても賢ければ、優先道路走行中であっても

ブレーキに足を構えたり、ブレーキを利かしたり。

  • 『運転手たるもの、賢者たれ』

この言葉を忘れないようにして運転しましょう(^^)

 

まとめ

  • サンキュー事故とは譲ってくれたときに起こる事故
  • 譲ってくれた車の陰からバイクなどが飛び出してくる
  • 譲ってくれたことによる『焦り』が怖い
  • 心構えがないと避けられない
  • 自転車の運転手は『無免許』である
ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

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