慣れれば非常に簡単です
私は、自動車の車検をディーラーなどの業者に出したことがありません(‘ω’)平日に休みを取って、わざわざ自家用車を陸運局に持ち込む必要がありますがメリットがありますので紹介します。
こちらは神戸陸運管理部での流れなので、他の陸運支局とは違う可能性がありますので注意してください。
予約をする
『自動車検査インターネット予約システム』でアカウントを取得し、『継続検査』の予約をします。そのとき受け取る予約番号が当日いるので、メモしておきます。
書類を揃える
- 今の車検証
- 今の自賠責保険
- 次の自賠責保険(陸運局で加入できます)
- 自動車税納税証明書(毎年5月に来る納税書)
- OCRシートという継続検査申請書(陸運局で購入、記入します)
- 自動車税納税書(陸運局で記入、印紙を貼り付けします)
- 検査手数料納付書(陸運局で記入、印紙を貼り付けします)
- 定期点検整備記録簿(車検の後で行っても可)
- 印鑑(認印)
まずは外観検査!
車台番号の確認
順番が回ってきたら自分でボンネットを開けます。検査官に書類一式を渡して車台番号を確認してもらいます。
ライト類の検査
検査官が『ヘッドライト~』『クラクション~』『ウインカー右~』など言ってくれるので、その通り操作します。
すべてのライト検査がOKであれば、次にタイヤのボルトの緩みの検査をします。これは特に協力することはありませんが、ホイールキャップ付きの車だったら外しておきます。
画像出典:WEB CARTOP
検査官が4つのタイヤのナットを金づちで『カンカン』して回ります。しっかりナットが閉まっておれば大丈夫です(^^)
いざラインへ!
サイドスリップ検査
まっすぐ進むだけです(^^)
自動車がまっすぐ進んでいるかどうかの検査です。ここは落ちたことがありません。タイヤの空気圧が規定であれば大丈夫みたいです(*’ω’*)
スピードメーター検査
スピードメーターの40km/hが正確に測れているかの検査です。
このような感じで、頭上にあるモニターで『前に進む』や『ギアをニュートラルに』など指示がでますので、その通りに進んでいきます。
なにやら怪しい機械が横からスライドしてきます(‘ω’)ヘッドライトの光を感知するヘッドライトテスターです!この機会にパッシングします。
タイヤをローラーに乗せ、自分で40km/hまで加速してパッシングするタイプと天井からぶら下がっているボタンを押すタイプと2つあります。
画像はパッシングタイプです(^^)
ヘッドライト検査
引き続き同じ場所でヘッドライト検査です。
これが一番不合格になります(´Д⊂ヽヘッドライトの光軸検査なのですが、やたらシビアなんです(;^ω^)
左右のロービーム、ハイビーム両方検査します。この内、片方が〇であれば合格します。
例えば
左側のロービームが×、ハイビームが〇
右側のロービームが〇、ハイビームが×
この場合、ヘッドライト検査については合格です。
(^^)上向き下向きのどちらかが〇だったら合格なんだ!
左上向き〇左ヘッドライトは下向き×、上向き〇だったので、左ヘッドライト光軸検査は合格なんです(*‘∀‘)
ブレーキ検査
前輪ブレーキ、後輪ブレーキ、サイドブレーキの3つのブレーキの検査です。コツは思いっきり操作することです(^^)
軽く操作したら不合格になることも!なので思いっきり操作します。
合格の表示が出たらいったんここまでの合否を検査表に記録します。
排ガス検査
画像左側の長い棒をマフラーに突っ込んでしばらく待ちます。排ガス濃度測定器なのですね(^^)
よかった、空気を汚していませんでした(^^)
でも年々厳しくなっていくんです(;^ω^)地球温暖化
画像出典:だいきちカーサービス
下回り検査
床が空いた場所に車を止めて、検査官が無言で下回り検査をしてくれます。
このときも頭上の画面に『ハンドルを回す』や『サイドブレーキを引く』や『エンジンを切る』など指示がでますので、その通りします。
車体がたまにすごいグラグラ動きます!ハンドルも勝手に回るので、手を離しておきましょう( ゚Д゚)下で何が起きてるんだっ
総合判定
すべて済めばこの小屋にいる検査官に、書類の総合判定を受けます。
このハンコをもらい忘れて、もう一回そのハンコをもらうためだけに並んだことがありますので、注意です(´Д⊂ヽ言ってよ~って感じ汗
総合判定を受ければ、車検証交付窓口に書類を提出し、新しい車検証とステッカーをゲットです!
慣れれば本当に簡単です。空いていれば、この間ものの15分程度です。
車検は自動車の所有者の義務です。必ず受けましょう!あと、このユーザー車検を受けた後、又は受ける前に必ず定期点検を受けないといけません( ゚Д゚)そこはディーラーなどのプロに任せよう!
費用が安い!
良い点
ユーザー車検といえばやはり費用が安いことです!しかも簡単です。法定費用を払うだけで済みますから当然なんですが(^^)
支払う税金は重量税、自賠責保険、自動車税、検査手数料です。ディーラーなどで車検を受けるときはこれに車検費用と『車検基本料』などといった料金が上乗せされています。
この『車検基本料』や部品交換(オイル交換、ブレーキオイル交換など)で費用が高くなるんです。
悪い点
と言っても、消耗品なのでケチし過ぎたら大変なことになりますから(´Д⊂ヽ
交換は定期的に絶対に必要です!
では、法定費用はいくらか
一般的な車として、トヨタヤリスを例にします。
- 重量税 車両重量1.5tまで(3年、11,200円)
- 自賠責保険 自家用乗用車で約27,000円
- 自動車税 34,500円(毎年5月に来る請求)
- 検査手数料 2,100円
合計で約74,800円です。これが車検にかかる最低費用です。これ以上は抑えられません(>_<)
ディーラーではいくらかかるか
出典:トヨタより
これは一概にいえませんが、ブレーキオイル、パッドの交換、エンジンオイルの交換、パワステオイルの交換、冷却水の交換(図のCの部分)などをするしないで違ってきます。
それらと合わせて、必ず『車検基本料』(図のAの部分)として請求されます。それがディーラーなどの利益になります。
AとCを合わせてヤリスだと約18,000円になるみたいです。合計で約92,800円ほどでしょうか。
2年に一度の車検。小型車のヤリスでさえ92,800円。なかなか大変な費用ですね( ゚Д゚)これがクラウンなど大型車になれば軽く10万円オーバーです(´Д⊂ヽ
車検は良い機会
車検はお金がかかるし面倒だし、あまり良くないイメージが付きがちです。しかし、この車検という機会があるからこそ日本の車は整備が整っているのです。
オーストラリアなど車検がない国も
オーストラリアは車検がないらしいです( ゚Д゚)うらやましい!?でも、街中ボロボロの車が走っていることは容易に想像できます。
250cc以下のバイクや、原付には車検がありません。町を走っている原付を見ると、よくヘッドライトが球切れしていたり、ウインカーのオレンジのカバーが剥がれていたりします。
自動車ではありえない整備不良車が走っています。車検がなくなれば自動車もそうなるでしょう。そう考えると、車検制度はなかなか理に適っているのではないでしょうか(^^)税金が高いのは財布に厳しいですが、、、