2022年も師走に入り
夏用タイヤから冬用タイヤに
履き替えました。
寒波襲来で突然の積雪や路面凍結に備えて
早めのタイヤ交換をしましょう!
- 車通りの少ない
- 平坦
- アスファルト
このような安全な場所で行いましょう。
ハイエース(スーパーGL)のタイヤ交換方法
車載工具の場所
今回はこれら車載工具を使用して
タイヤ交換をしていこうと思います。
工具袋
工具袋は、画像のようにリアシートを折りたたんで
その下側にバンドで固定されています。
その工具袋を取り外します。
工具袋を開けると
様々な工具が入っています。
- ジャッキハンドル
- ジャッキハンドル延長バー
- ジャッキハンドルバー
- ホイールナットレンチ
- 輪止め
- けん引フック(今回使用しない)
ジャッキ
車両左側、リア席乗り込み口の
ステップ部分に入っています。
輪止め→ナットを緩める→ジャッキアップ→タイヤを外す
ジャッキアップの前に輪止めを!
対角線上のタイヤに輪止めをします。
車が勝手に動かないようにするためです。
対角線上とは
左後ろのタイヤであれば右前のタイヤに
左前のタイヤであれば右後ろのタイヤに
輪止めをします。
つまり交換するタイヤから
一番遠いタイヤのことです。
ホイールナットレンチを使ってナットを緩めていく
車載工具の中に入っていたシルバーの工具
④のホイールナットレンチで
ナットを緩めます。
気を付けることは
緩めるときは
- 『反時計回り』
です。つまり、
左回りで緩みます。
なかなか固く締まっているので
力を入れて緩めていきましょう。
ハイエースは一つのタイヤに
ナットが6個もあるので大変です。
合計24個です。
筋肉痛必須です(;^ω^)
ちなみに
- 軽自動車は4個
- 乗用車は5個
が多いみたいです。
ある程度緩んできたら
ジャッキハンドルを組み立てて
ジャッキアップします。
車載工具①➁③を組み立てる
延長バーを連結させると
- 少ない力で、大きな力を生み出せる!
この3つを必ず連結させましょう。
このようにして連結したジャッキハンドルを
使用していきます。
車載ジャッキを使用
先ほど取り出した
このジャッキを使用します。
ハイエースの車載ジャッキは
油圧ジャッキです。
通常の乗用車の車載ジャッキとは
違います。
ハイエースは重い車なので
乗用車のジャッキでは上がらないのです。
ジャッキアップポイント
取扱説明書に書かれている通り
ジャッキアップするときは
ジャッキアップポイントといって
指定の場所が決められています。
当てずっぽうな場所で
ジャッキアップすると
その部分が変形してしまいます。
必ず取扱説明書などで
ジャッキアップポイントを
確認してから行いましょう。
その位置をしっかり確認しながら
ジャッキを時計回りに回して
車を上げていきます。
- かなりの力がいるので頑張りましょう(;^ω^)
フロント側
リア側
緩めていたナットを完全に外す
この工具があれば
緩んだナットを完全に外すときに
非常に便利です!
このクロスレンチは使わないときは
折りたたむことができて
使用するときに十字に変形できるので
あれば非常に便利です。
ナット部分が狭く、指が入らないので
- 作業効率が格段に上がります(*‘∀‘)
タイヤを外す
無事、タイヤを外すことができました。
次はスタッドレスタイヤを
装着していきますが
その前に!
普段、手の届かない
ホイールの裏側とホイール接触面
を拭いておきましょう。
このときでないと手が届かないどころか
目で見ることもできませんので( ゚Д゚)
大変ですが、車を大切にしたいという
気持ちがあれば苦になりません(^^♪
新しいタイヤを装着→ナットを仮止め→ジャッキを下ろす→ナットを本締め
タイヤ装着
新しいタイヤを装着していきます。
タイヤを手で浮かせて
車両から出ているボルト部分に合わせます。
今回装着するスタッドレスタイヤは
ブリヂストンのブリザックです。
アルミホイールとセットで4本購入しました。
雪国へ行く方や、
ウインタースポーツをする方は
必ず購入しましょう!
安くない買い物ですが
命を守ってくれる物なので
ケチらず購入しました。
仮止め
優しい力でナットを締めていきます。
ここで本締めしてはいけません。
ジャッキを下ろしてからです。
このときの締めていく順番は
対角線上です。
対角線上とは
- ①を締めると、その次は正面の➁を締める。
- ③を締めると、その次は正面の④を締める。
- ⑤を締めると、その次は正面の⑥を締める。
このように対角線上の順番に締めていきます。
この順番で締めていかない
例えば
- 時計回りに締める
- 反時計回りに締める
この順番で締めてしまうと
ホイール接地面に均等に
締め付けられない恐れがあるからです。
最悪の場合、走行中にタイヤが
外れる可能性も捨てきれません。
ジャッキを下ろす
ジャッキを反時計回りに回して
ゆっくり下ろしていきます。
上げるときと違って下ろすときは
少しの力で下りていきます。
だからといって
- 一気に下ろすと車のバランスが崩れて危険です。
慌てずゆっくりです。
ナットを本締めする
ご覧の通り、ナットの締め付ける力は
決められています。
- 緩すぎはタイヤが外れる可能性
- 締めすぎはナットやボルトを破損
の可能性がありますので
適正の締め付けトルクが定められています。
今回のハイエースを初め多くの自動車は
- 100N・m
で締め付けを行います。
トルクレンチを使う
工具だけで適正トルクでナットを
締め付けようとしても
素人にはまず無理です。
そういうときは
- トルクレンチを使います。
使い方
図のようにトルクレンチを巻きながら
手前の0の数字部分を
横に書いてある数字が100のところにいくまで
力いっぱい巻いていきます。
- 結構な力が必要です(;^ω^)
それも適正トルクで締め付けたいので
頑張って100まで巻きましょう。
このように力いっぱい巻いていって
手前の0の数字が横の数字の
100のところで合いました。
- これで100N・mの力で締め付けられます
トルクレンチで本締め
この操作を対角線上の順番で
本締めしていけばOKです。
これで本締め終了です。
一本目のタイヤ交換が終了しました。
これをあと三本とも繰り返します。
輪止めの回収もお忘れなく!
四本とも交換が済めば、スペアタイヤを下ろす
ローテーションする
このように専用の袋に入れて
冷暗所で保管するのですが
ハイエースの場合、スペアタイヤも
下ろします。
その理由は、ハイエースのスペアタイヤは
- 車両に装着しているタイヤそのものだからです!
どういうことかというと
通常の車のスペアタイヤはこんな感じです。
その名の通り
- まさに応急タイヤです。
まさかこのような応急タイヤで
通常運転はできません。
しかしハイエースのスペアタイヤは、、、
ハイエースのスペアタイヤ
この通り、スペアタイヤの位置に納入されて
いますが、他のタイヤと同じタイヤが
乗せられています。
管理人はメーカーオプションの
トヨタ純正アルミホイールを注文したので
スペアタイヤもアルミホイールという
- なんとも太っ腹なトヨタさん!
これをローテーションします。
ワンシーズンごとに1本のタイヤを
休めておくというわけです(^^♪
スペアタイヤの下ろし方
トランクを開けて、手前にあるゴムキャップを開け
21mmのボルトを緩めていく
反時計回りに回していきます。
車載工具のホイールナットレンチでも
回すことは可能ですが、
やはりクロスレンチの方が回しやすいです。
車両を下から除いたところです。
スペアタイヤ格納具をフックが
支えているのが見てとれます。
このフックから格納具を上に持ち上げて
スペアタイヤ格納具を静かに下ろします。
レンチが回そうとすればずっと回るので
仕舞には勢いよく落下してしまい
- 傷が付いたり
- 足の上に落ちたり
する危険があるので注意です。
5つのタイヤローテーション方法
- 2WD車は10,000kmごとに
- 4WD車は5,000kmごとに
タイヤローテーションを行います。
タイヤの摩耗状態を均一化でき、
タイヤを長持ちさせることが
できるからです。
自分で記録しておく
- 夏用タイヤは5本
- 冬用タイヤは4本
と分かりにくく、記録を取っておかないと
覚えておく自信がありませんので
管理人は画像のように記録しておきます。
ローテーションしたタイヤの位置と
走行距離を記入し、目で見て分かりやすいように
イラスト付きで記録しています。
ホイールにも番号を打刻
タイヤの管理を間違いたくなかったので
管理人はアルミホイールに番号を
打刻して管理することにしました。
近くで見れば番号は分かりますが
遠くから見ると一切見えないので
全く気になりません。
ホイールへの番号打刻はこれを使いました。
ゴムの金づちで叩いても上手く
打刻できないことがありますので
しっかりとした金属製の金づちで
叩いて打刻しましょう。
空気圧のチェック
交換前にしておく
今回私はタイヤを交換した後に
空気圧を測ってしまいました。
しかし、本来は交換前に測っておきます。
もし、全く空気が入っていなかったら
ガソリンスタンドに車を移動することも
できません。
適正空気圧
通常、どの車も運転席にシールが貼ってあり
そこに空気圧が書かれています。
ハイエースの場合、
軽積時(積載量500kg未満)は
- 前輪後輪ともに350kPa
定積時(積載量500kg以上)は
- 前輪375kPa
- 後輪425kPa
で合わせるようにしましょう。
ガソリンスタンドで空気を入れる
タイヤのバルブに被さっている
このチューブを外して
空気を入れる準備をします。
ガソリンスタンドにこのような
機械があるので入れさせてもらいましょう(^^♪
このつまみを回して
ハイエースの適正空気圧である
350kPa(軽積時)に合わせます。
そしてノズルをタイヤのバルブに当てて
空気を入れていきます。
このとき、ノズルとバルブを
真っすぐ当てないと
空気が漏れてしまい充填できません。
- 空気が上手く入っていると静か
- 上手く入っていないとシューシュー鳴る
真っすぐ当てて
シューシュー鳴らないようにしましょう。
機械の方から
『チン♪、チン♪、チン♪』
と楽しそうな音がします。
空気が入っていますよの音です。
この音と音の間隔が長くなれば
設定した空気圧に近づいたということです。
試しに測ってみましょう。
空気圧チェッカー
エーモンのタイヤ空気圧チェッカーです。
バルブに真っすぐ突き立てて押せば
目盛りがにょきっと出てきて
簡単に空気圧が測れます。
棒が出てくる勢いも参考になるので
非常に分かりやすいです。
タイヤを冷暗所に保管する
メータボックスで保管
このような場所がタイヤにとって
最適な保管場所です。
もっとも避けたい保管場所は
- 屋外(特に直射日光があたる場所)
- エアコンの室外機の近く
直射日光は紫外線が
室外機はオゾンが
タイヤに悪さを仕掛けるみたいです。
この二つを出来るだけ避けて
大切に保管しましょう(^^♪