入らないと免停処分に!
正式名称『自動車損害賠償責任保険』といいます。
別名『強制保険』という名前でも
呼ばれています。
別名から分かるように、強制ですので
入らないと罰則があります。
事故を起こさない自信があるといって
入らないという選択肢はありません。
パトカーから消防車まで道路を走る車は
必ず加入する必要があるのです。
気になる罰則はというと
こちらにもある通り
『無保険運行』という違反に
該当しまして
6点で一発免停の違反行為です。
逮捕沙汰です!
普通自動車はもちろん
トラックやバスまで
原付も含めて入らないといけません。
よく聞く
『対人対物無制限』のあの保険は
『任意保険』といい
名前の通り任意ですので
入らなくてもいい保険なんです。
入っていなくても罰則はありません。
しかし、事故を起こした際
完全自腹なので注意が必要です。
死亡事故など、人の生死に関わる事故は
数億円も可能性がありますので
『任意保険』にも加入しておきましょう。
どんな人も絶対はありません。
事故はいつ起きても不思議ではありません。
車検がある自動車は車検ごとで加入する
自動車は1年ないし
2年ごとに車検(継続検査)があります。
ユーザー車検の場合、その車検を受ける際の
書類審査にて新旧の自賠責に加入しているか
どうかを審査されます。
その書類審査に合格してからでないと
車検ラインに
入ることができません。
つまり
車検のある車種は必ず入らないと車検が
もらうことができないのです。
すなわち、『自賠責保険』の加入ミスが
起こり得ないということです。
もちろん、ユーザー車検じゃなく
プロにお任せする通常の車検も
加入忘れはありません。
イメージとしては
主にバイクが車検のない車種です。
車検がないということは
2年に一度のお金のかかる車検から
解放されて
一般的にはいいことに思えるでしょう。
しかし、裏を返せば『自賠責保険』の
加入忘れが起こります。
先程も言いました通り、逮捕沙汰です。
うっかり『忘れてた!』
では済みません。
自賠責の有効期限はナンバープレートを見る
画像は私の昔の400ccのバイクです。
400ccですので、『車検がある』車です。
しかし、ナンバープレートを見てみると
左上にシールが貼ってあります。
250cc以下のバイクですと
このシールが『自賠責保険』の
有効期限が書いてあります。
この有効期限を定期的に確認するか
覚えておかないと
『自賠責保険』を切らす原因になります。
250cc以下のバイクは車検がないので誰も
教えてはくれません。
ある日お巡りさんに
停止を呼びかけられて
『自賠責保険』の有効期限が切れていた!
というのが最悪のストーリーです(>_<)
赤切符交付です。一発免停、一発アウトです!
街中でよく見る
信号待ちの原付でとても
気になることがありまして
ナンバープレートの左上に
貼らないといけない
『自賠責シール』を貼っていない人が
ちらほらいます。
ナンバープレートに
このシールを貼っていないということは
『自賠責保険』に加入していない
可能性大ですよね。
そのようなバイクをお巡りさんは
しっかり見ています。
職務質問されることになるでしょう。
今はコンビニですぐに加入
できる時代ですので
すぐにナンバープレートの
『自賠責シール』を
確認して
必ず有効期限を知っておきましょう!
そもそも自賠責保険とは?
『自賠責保険』は健康保険と
同じ性質があります。
みんながお金を出し合って
一部の人を助ける制度です。
すなわち、原付や自動車を
乗っている人全員がお金を出し合って
事故を起こして
不幸になった人を金銭面で助けるという
大変大切な制度です。
最初に述べた通り
『自賠責』は事故を起こさない自信が
あるから入らないでよい
という選択肢はありません。
法律で加入が義務付け
されているのです。
人身事故のみ保証される
『自賠責保険』の補償対象は
人身事故のみです。
しかも上限があって
- 3,000万円
までです。
過去の死亡事故の高額賠償は
- 数億円
です。この金額を
『自賠責保険』のみで
補うことはできません。
ちなみに物損事故は対象外です。
ですので、いくら
自賠責保険に入っていたとしても
人の怪我がない
建物に突っ込んだりした事故の場合は
一円も出ないのです(>_<)
物損事故の高額賠償も
数億円もあるみたいです。
こちらを参照。
なので、強制保険である
『自賠責保険』のみでは
事故を起こしたときの補償の面では
到底足りないことになります。
任意保険の必要性
上で述べた通り、『自賠責保険』は
- 人身事故のみ
- 上限額3,000万円
なので、過去の高額賠償の
事故を起こしてしまったら
到底足りません。
そこで重要になってくるのが
- 任意保険
です。
任意保険の中でも多種多様ありまして
- 盗難保険
- 車両保険
などがありますが
- 対人対物無制限
の保険に入っておくようにしましょう。
数億円の貯金など
一握りの人しか持っていません。
私も含めて、絶対事故を起こさない
保証はありませんので。