交通トリビア

ナンバー灯の正しい色とは!?

ナンバー灯

夜間自動車の後ろからナンバープレートを

照らすナンバー灯は何色が正しい!?

たまに青色赤色に変更している車を

目撃します。

  • 七色に点滅させている車もいます。

今回はその疑問にスポットライトを

当てていきます。

正式名称『番号灯』

保安基準

道路運送車両法36条

決められています。

それによると

  1. 夜間20m後方から見えること
  2. 色は白色のこと
  3. 『取り付けがた』がないこと
  4. 前照灯、前部霧灯、車幅灯が点灯中
    消すことができないこと
  5. 点滅しないこと

白色のみ

白のみと明記されています。

よって

青色LED

このような

  • 青色ナンバー灯

赤色LED
  • 赤色ナンバー灯

に関してはNGになります。

この状態で道路を走行すれば

整備不良という交通違反

ですので注意です!

なので

七色に変化するような

番号灯は言語道断ということです。

綺麗だけどNG!!

同じLEDであっても

  • 白色であればOKです!

レクサスなどが採用しています。

レクサス LS500hL

自分で真っ白なLED球を交換して

走ることも可能です。

綺麗な番号灯で保安基準を守って

安全に走りましょう(^^♪

しかし、車検のときに注意が必要なのは

人間の目で番号灯を見るということです。

つまり、

  • 検査官、検査員の裁量で車検不合格!

という可能性も十分にあるので

その点は注意して下さい。

肌色(電球色)も可

色の比較

画像は番号灯2つを比較しているところです。

  • 左が電球
  • 右がLED球

左の電球の方が白というよりは

肌色に近い色で

右のLED球は真っ白に光っています。

多くの自動車に純正で採用されているのが

電球タイプですので、肌色も可です。

トヨタハイエース

コスト面で電球はLEDに比べて

非常に優れている

ですので近年においても

まだまだ電球が主流といえます。

取り付けがたがないこと

白色LEDのナンバー灯に

交換するのはいいのですが

  • グラグラした状態はNGです!

例えば

ガムテープ粘着テープなどで貼り付けて

走行のたびグラグラしていては

後方からナンバープレートの読み取り

困難になりますのでダメです。

ネジなどでしっかり固定して

取り付けないといけません

点滅してはいけない

こちらも36条に

明記させています。

よって

白色のLEDであっても

点滅させてはいけません。

ですので、

故意に点滅させることは論外ですが

接触不良でチカチカ点滅していても

交通違反に該当するということです。

わざと点滅させているとは思えない

車もたまに走っています。

取り付けが不十分とみなされて

違反行為に該当します。

取り付け個数に制限はない

番号灯2灯式
番号灯1灯式

画像の通り、車種によってバラバラです。

番号灯の個数については

何も書かれていないからです。

  • 1灯でも2灯でも3灯でもOK!

3灯の車は見たことがありませんが(;^ω^)

照射方向も制限なし

下から照らす車

下から照らす車も

なんと日産のマーチは

番号灯は上を向いています。

つまり、

  • ナンバープレートを下から照らします。

確かに、保安基準には照らす方向

書かれていません。

ということは

横から照らす車も

そうです横から照らす車も存在します。

なかなか見かけない

BMWの2002という車です。

管理人は実際に見たことはありませんが

番号灯が横から出ている車も

存在するようです。

つまり番号灯は

取り付け面が頑丈であれば

  • 上から照らしても
  • 下から照らしても
  • 横から照らしても

OKなんです!

車両前方は免除

四輪車

車両前方

番号灯の取り付け義務は

車両後方のナンバープレート部分です。

よって、

  • 車両前方は番号灯は取り付けなくて良い

ということになります。

車両前方に番号灯を取り付けている車を

見たことはありませんもんね(;^ω^)

二輪車、三輪車、けん引車は前方ナンバーなし

ホンダ ホーネット250
三輪自動車1
三輪自動車2
こちらも三輪自動車
引っ張られる方の自動車

これらの自動車のナンバープレートは

後方のみ取り付けます。

通常の自動車は前後2枚一組で交付されます。

  • しかし、上記の自動車は1枚一組ということです。

字光式ナンバーについても免除

文字が光るから

旭化成テクノプラス

ご覧の通り、たまに走っている

光るナンバープレートについては

番号灯は必要ありません。

文字自体が光るので当然といえば当然です。

バイクについては

光量が変化してもOK!

二輪車

二輪車についても同じ基準です。

しかし、

ブレーキランプと番号灯を

兼用しているバイクについては

ブレーキランプを操作するたびに

番号灯の明るさが明るくなります。

それは例外的にOKです↓

別紙5.8.4
番号灯であって制動灯又は後部霧灯との兼用式のもの若しくは尾灯との結合式の
ものは、その光学特性が制動灯や後部霧灯の点灯中に変化してもよい

とあります。

バイク(兼用)の場合は

ブレーキのたびに

番号灯が点滅しても

差し支えありません。

最新のバイクは別体

HONDA CB1300SF

近年は二輪車のブレーキランプも

LEDが急速に普及してきています。

よって、

電球タイプでは主流だった

ブレーキランプと番号灯の兼用が

少なくなってきています。

LED式のブレーキランプのバイクは

番号灯と別体で設計している

ことが多いです。

LEDは指向性(光の向き)が

高い性質があります。

電球のように広い角度

照らすのに向いていません。

だからブレーキランプと番号灯が

別体式なのです。

原付は夜間8mから

125cc以下のバイク

125cc以下の原付車については

番号灯の要件が少し緩和されていて

  • 夜間、後方8mから見えればOK!

125ccを超えるバイクや

通常の自動車は

  • 夜間、後方20mから見えないとNG!

です。

ルールを守って正しく

安全運転をしましょう(^^)

ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

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