交通トリビア

車検シールの貼る位置が右上へ!車検証が電子化される!

車検ステッカーの貼り付け位置が右上端に移動

貼り方

今までの貼り付け位置 国土交通省

車検を通すと車検証とセットで必ず交付される

  • 車検シール。(正式名称、検査標章。)

車のフロントガラスの内側に貼り付けて

このように外側から車検の期限を

表示しなければなりません。

あの車検シールの貼り付け位置が変更されます。

バイクやトレーラーはナンバープレートに貼る

(二輪車やけん引車などの

フロントガラスがない車両を除く。)

バイクの貼り付け位置

運転中の視界確保のため

現状の貼り付け位置は法令

  • 運転中の視界の妨げにならない位置

に貼り付けるようになっています。

実質的には運転席から見れないような

  • ルームミラーの後ろ側

に貼り付けるように義務付けられています。

車両中心の貼り付け位置

国土交通省はこの貼り付け位置を

運転席から見て右上端へ移動させると

明らかにしました。

なぜ貼り付け位置が変更されたの?

車検の有効期限を忘れないため

なぜ中央でダメなの

今回の貼り付け位置の変更の最大の目的は

  • 車検切れを防止するため

です。

ステッカーの裏に有効期限が書いてある

どういうことかというと

なんと!このようにこの車検シールを車内から見ると

車検の有効期限がしっかり書かれているんです!

車内から見た様子

にも関わらず、わざわざ運転席から見えない場所に

取り付けるように国土交通省から通達が出されて

いました。確かに走行中の視界確保も大事ですが

いままでの車検シールの貼り付け位置ですと

運転席からその車検の有効期限

見ることができませんでした。

覗かないと見えない

このことが車検切れ、車検忘れに繋がっているとみて

車検シールの貼り付け位置の変更に至りました。

これからは右上に移動

法令改正後は

ガラスの運転者席側上部で

車両中心から可能な限り遠い位置

に変更され、実質的に右上端への貼り付けが

一般的になるとみられています。

2023年1月から『自動車検査証がIC化』

今までの車検証

国土交通省は2022年5月、今までの車検証の一部を

電子化するための政令を閣議決定しました。

様々な情報を記入

これにより、継続検査(いわゆる車検)を受けるときの

手続きにおいて、陸運局への来訪を不要にするため

自動車検査証を現在の紙からICカードへ切り替える

ことになりました。

車検証IC化後のイメージ

国土交通省はこのICカードを導入するメリットを

最大限に活用するため、搭載するICチップに

空き容量を設定する予定です。

大きさは7インチ

コンパクトに

現在の紙の車検証が一般的なA4サイズです。

このA4サイズから変更されて2023年1月からは

縦約11cm、横約18cmのサイズになります。

このサイズは7インチです。

手のひらサイズ

7インチとはこのサイズ感

こちらから引用

様々な情報をICタグに記録

自動車の所有者の所有者欄を始め

個人情報、偽造防止

今までの紙に書かれていた情報を

ICタグに全て記録するので

個人情報の保護、情報改ざん防止の観点から

非常に有効であると期待されています。

他の行政機関との連携

各省庁との連携

ICタグの空き容量を他の

  • 行政機関
  • 民間企業

との連携を

視野にこれから使用用途を模索していくとのことです。

ある程度決定している事項やアイデアとして

挙げられているものは以下の通りです。

様々なアイデア

具体的なアイデア

  • 整備情報(民間)
  • 違反情報(行政機関)
  • 納税情報(行政機関)

のような提案が挙がっています。

整備情報などは以前からありましたが

車検証に記入することはなく

別の紙で交付していたので

  • 紛失しないこと
  • 初回整備から最新整備までの履歴

が一目瞭然ですので、メリットは大きいでしょう。

また、中古車として出回るときなどは

信用して購入できるのではないかと思われます。

自動車に必ず必要な

納税確認、車検拒否

  • 納税情報

も記録することで脱税を事前に防ぐことができ

駐車違反金の未納付による

  • 車検拒否

の制度を確実に実施し、逃げ得を許さず

一石二鳥です。

軽自動車の車検証は2024年1月から開始

軽自動車は1年遅れ

軽自動車検査協会が取り扱う軽自動車の車検証に関しては

2024年1月から実施する予定です。

様式は登録自動車と同じ様式のようです。

このように車検証の電子化が進めば

継続検査(車検)の時に陸運局に出向くことが

不要になるなどのメリットがあります。

インターネットや電子機器が急激に発達する

今日に、行政も古い体質から抜け出して

私たちの利便性を考えざるを得ない時代に来ているのです。

民間のように、行政サービスがさらによりよく

なって欲しいと思います(^^)

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ユーザー車検で費用を安く抑える!

素人でも『車検』は通せる

自分で陸運局に出向いて検査レーンに

車を通して車検をすることを

ユーザー車検といいます。

やり方さえ覚えたら誰だって簡単に

車検を通すことができます。

車検の時と同時に行う

  • 24ヶ月点検

これを後回しに行うことも可能ですので

とりあえず車検を先に通しておいて

後にディーラーなどで点検を受けるだけでも

費用を抑えることができます。

ユーザー車検のデメリット

  • 事前に予約をしないといけない
  • 平日に陸運局に出向かないといけない
  • 基本的にすべて自分でやる

この3つほどでしょうか。

しかし、ずっとユーザー車検を通して

慣れれば難しいことはないです。

管理人からすれば、むしろディーラーに

車検を任せたことがないので困惑します(;^ω^)

点検はプロに!

しかし、点検はプロに任せましょう。

故障してからでは遅いです!

点検費用をケチって故障や事故を起こしてしまったら

本末転倒ですよね(>_<)

法律でも義務付けられていますので

車検は自分で通しても

点検はプロに任せるようにしましょう。

ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

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