ローギアで!
確実にシフトダウンしてから
ローギアで行いましょう!理由は
- 5cmの段差を登る必要があるから
この段差を登るのに、セカンドギアで
行こうとしてもパワー不足で
- エンスト
してしまうでしょう(>_<)
立ち姿勢
MTの大型二輪科では、立ち姿勢で行うことが
書かれています。座って行ったり、すごい中腰で
シートにお尻がちょっとでもついている場合は
減点(10点減点)になるので
必ず立ち姿勢で行いましょう!
座って波状路をやってもらったら分かりますが
すごい衝撃が伝わってきます。
座っているので、段差の衝撃が見事に体に伝わるのです。
やはり、立ち姿勢でないと5cmの段差の衝撃を
乗り越えることは厳しいと思います。
エンストしないように
アクセルを多めに
エンストの一番の理由がこちらにも書いている通り
- アクセル不足
なんです。
波状路は5cmという段差を、9本も乗り越えていく
という最もエンストしやすい課題です。
最初は勢いがあって大丈夫でも
後半失速してきてパワー不足でエンスト(>_<)
最初の3本目辺りまでは勢いがあっていいのですが
それ以降、速度が落ちていってしまっているのです。
このような方が多くいます。
失速しないために
ある程度の速度を保つ
- アクセルを回してクラッチを半クラッチ
にします(^^)
これをリズミカルにします。
前輪が段差を越えるたびに『ブンっ』『ブンっ』
と失速しないようにします。(動力を少し繋げるということ)
スラローム攻略と似ているかも知れません。
アクセルの回し方は、『ブンっ』と短くです。
『ブーンっ』と長くならないようにしましょう!
10回繰り返す
この操作を
- 段差ごとに(10回)します。
↑え?波状路は9本じゃないの?
確かに、段差は9本ですが
- 後輪が最後の一本を越えるとき
にも失速しやすいので
前輪が9本越えたあとの、後輪が最後の一本を越える
ときにも勢いが欲しいのです(^^♪
- 合計10回です
どれだけアクセルを回してエンストしなくても
クラッチを握っていては失速してしまいます。
失速しないようにアクセルを回すたびに
左手は半クラッチにしましょう(^^)
白線からはみ出さないように、足を着かないように
脱輪大となる
波状路は、一本橋ほど狭くはありませんが
両サイドに白線が引いてあり
その白線からはみ出さないように
また、途中で足を着かないように通行します。
そうならないようにするためにはズバリ
- 速度を落とし過ぎない
です(^^)
そのために
- アクセルと半クラッチ操作
が重要になってくるのです。
たまに波状路のガタガタでヘルメットが
ズレて前が見えないことになっている方もいます(‘ω’)
無理をしない
一本橋やスラロームでもよくあることですが
必要以上にタイムを稼ごうとしないことです。
検定のときにいくらタイムが良くても加点
されることがないんです(>_<)
教習中によく教習生の方に言うのが
- 基準タイムそこそこで十分
ですよということです。
検定本番でタイムを稼いだとしても、ギリギリでも
得点に差はないのです。
むしろ稼ごうとして失敗したことによる
検定中止だって可能性があるのでやめましょう(>_<)
目線は前輪を見て、ひざでショックを吸収する
一本橋やスラロームは目線は先を見るように
言われますが
波状路に関しては
前輪が段差に差し掛かるタイミングを
目で計る必要があるので
目線は前輪と段差付近を見る必要があります。
しかも波状路の段差は等間隔じゃないんです。
下にまとめていますが
- 不等間隔
なんです。
サスペンションのように
それが厄介なのです(>_<)
もし等間隔であってもあの段差を
登ったり下ったりを繰り返すだけで
至難の業のような気がしますが(;^ω^)
そして、ひざでショックを吸収して
頭がグラグラ上下しないようにします。
バイクにはサスペンション(衝撃を吸収するバネ)が
ついていますが、波状路の段差が大きすぎるので
運転者が衝撃を吸収しないとバランスが取れないのです。
指定時間は5秒以上
減点細目
課されているように
波状路も指定時間が課されています。
- 5秒以上
通過時間が5秒未満ですと
- 速度速過ぎ小
という減点項目に該当し10点減点となります。
次に書きますが、波状路は長さ9.5mです。
この長さを5秒で通過するには
9.5m÷5m=1.9m/s
秒速1.9mです。これでは分かりにくいので
これを時速に変換します。
1.9×60×60=6,840m/h
- 時速6.8kmです。
思っている以上に遅くいく必要はないです(^^)
検定中止項目、減点項目
中止項目
- エンスト=通過不能
- 足着き=通過不能
- コースアウト=脱輪大
減点項目
- 着座=二輪姿勢(10点)
- AT着座しない=二輪姿勢(10点)
- 通過時間5秒未満=速度速過ぎ小(10点)
波状路コースの寸法
イラストで
ご覧の通り、波状路コースは見た目は
はしごにそっくりなコースです。
このコースを今言ってきたように通行します。
その全体の寸法も細かく決まっていて、次の通りです。
- 全長9.5m
- 幅70cm
- 段差が9本
- 段差は1.0mから1.3mまでの不等間隔
段差に関しては台形に近い形をしています。
その段差の数値もしっかり決まっていて
断面図
- 高さ5cm
- 45°に斜め
- 上底6cm
- 下底14cm
この上をゴトゴト通過していくんです!
先ほどから述べている通り
たった5cmの段差か!と思いがちですが
やってみると結構な段差です。
油断しているとバランスを崩したり
エンストしたりしますので
最初から無理せず通過しましょう(^^)
練習方法
立ち姿勢を外周コースなどでやってみる
初めての立ち姿勢を、最初からいきなり波状路で
やるのは危ないです。今まで走ってきた
外周コースなどで立ち姿勢をやってみましょう。
それであれば、危険も少ないと思います。
しかし、座っている体制から立ち姿勢に変わった
ことで無意識に右手のアクセルを回し過ぎないように気を
付けましょう!でないと、暴走にも繋がりかねません!
常に右手には意識を持っておきます。
立ち姿勢が慣れてきたらポールの間を通ってみる
最初はこのポールの間を立ち姿勢で
やってみるといいでしょう。
立ち姿勢での低速バランスができてきたら
波状路コースでやってみるようにしてみましょう!
そのとき意識しておいた方がいいのが
段差を越えるときの
- アクセルと半クラッチ操作
でしょう。
この操作が苦手な方が多いのでやっておきましょう。
AT科は着座姿勢で行う
立てる構造でないから
大型二輪科にもAT限定の選択肢があります。
AT科で入校された方は波状路を
- 着座姿勢
で行います。
AT車はステップが足を伸ばした先にあります。
その形状上、立つことが困難です。
なのでAT車では波状路を着座姿勢で
行います。