二輪教習

二輪免許で教習所入校前にお悩みの方へ

断然MT車をおススメします(^^)

普通二輪免許用MT車 ホンダCB400SF

車の免許を持っている人ほど、え~、MT車!?(>_<)という声を聞きます。しかし、教習所でする課題をこなすためにはMT車の方が断然有利なんです!

私の教習所でもAT車で入校して後悔している人を数多く見てきました(´Д⊂ヽ

それでもMT車だとエンストするし、半クラッチなんて車の免許取ってからやってないよ(´Д⊂ヽやっぱりAT車の方が~という声が聞こえてきそうです(‘ω’)

たしかに車はAT車の方が断然楽ですが、バイクとなったら話は別なんです!後述しますが、バイク免許の課題はMT車を前提として作られています。

そもそも、AT車(スクーター)で走ることを考慮されていない課題設計になっているのです( ゚Д゚)そうなんだ!

大丈夫です。MT車のクラッチ操作に苦労するのは最初だけです!そこを乗り越えられれば、MT車の醍醐味であるチェンジ操作が楽しいですよ(^^)

AT車が不利な理由

街中では走りやすいスクーター

バイクの免許は車と違って、独特な運転操作、運転特性が求められることから、様々な課題が用意されています。ここではAT車で不利な理由を挙げていきます。

車体の形状

燃料タンクが『ひざ』部分にないのも不利

元々バイクの教習にAT車は存在しませんでした。(詳しくはこちらをどうぞ。)しかし、後出しジャンケンのようにAT限定制度が創設されました。

バイクはスクーターを使用し、コースはMT車と同じコースを走行するというハンデを負わされることになったのです。

車体の大きさ、特性、重さ。すべてにおいてMT車より不利なんです(´Д⊂ヽ

クランクコース

直角部分が『クランク』コースです

人にもよると思いますが、この『クランク』コースがAT車にとって最大の難関かも知れません。

クランク』コースを走行するのにもMT車の方が有利なんです!理由はクラッチを離しておくだけで勝手に進んでくれるからです。

AT車はアクセルを戻した瞬間、急に動力が遮断されます。

アクセルを回しつつ後輪ブレーキを操作するという高等テクニックが必要なんです( ゚Д゚)む、難しそう!

クランク』コースの中でAT車でそれをやってしまうと、即刻転倒に至ってしまいます。この転倒で『骨折』された方もいました(>_<)痛いで済まない!!

一方MT車であれば、クラッチ操作も特にせず、勝手に進んでくれるので楽なんです。

一本橋

こちらにもまとめていますのでご覧ください。

見えにくいですが、画像の向こう側に停止線があって、そこから発進して脱輪せずに渡り切る課題です。

教習中はいいですが、検定中であれば脱輪は即刻不合格になるんです(>_<)みなさん苦手な課題です汗

この課題もAT車が非常に不利なんです。バイクにもクリープ現象があるにはあるのですが、非常に弱いのです。

いつもの車のクリープ現象みたいにどんどん進まないんです。

クランクコース同様、一本橋上でアクセルを回しながらブレーキ操作をするのです。(決してアクセルを戻してはいけません)

この微速の調節がと~っても難易度が高いんです(>_<)

一本橋上でついついアクセルを戻してしまうと、一気に推進力が失われて脱輪!こうなる方が続出なんです( ゚Д゚)

一本橋

しかも、普通二輪免許では7秒以上。大型二輪免許では10秒以上。これらのタイム制限が課せられるんです。

脱輪せずにこのタイムをクリアしようとすれば、燃料タンクを『ひざ』で挟み込む『ニーグリップ』が必要です。そもそもAT車は燃料タンクがないんです(‘Д’)

燃料タンクで『ニーグリップ』できない

MT車は燃料タンクがあって『ニーグリップ』ができます。

しかもMT車は発進後、クラッチとアクセル操作をしなくても『勝手に進んでくれる』んです!普通二輪の7秒程度であればこれだけで達成できてしまうのです(^^)

標準的なMTバイク

最短で取得するには

教習所は全国に

やはり手っ取り早く二輪免許を取りたければ、合宿免許でしょうか。しかし、春休み夏休みは学生で非常に混雑します。その時期を外せるのであればいいのですが(‘ω’)

全国で二輪の合宿免許は行われていますので、ぜひこの機会にいかがでしょうか(^^)↓

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まとめ

  • 二輪免許のAT、MTを迷ったら断然MTをおススメ!
  • 普通車のAT車はですが、二輪車のAT車は違う!
  • 二輪コースはそもそもAT車を想定していない
  • 微速の調節がAT車は至難の業
  • AT車はニーグリップができない
ABOUT ME
交通トリビア研究所
こんにちは。教習指導員になってはや十数年。 過去にバイク事故で重傷を負った経験がある、現役の教習指導員です。 あの時、命拾いしたのも、この仕事に就いて安全運転を教えなさいと神様に言われたような気がします。 こんな私ですが、ブログを通じて、皆さんに安全運転の大切さを発信していきます。

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