勘違いされる
あおり運転を勘違い通報されることもあります。その原因としては何といっても『車間距離』でしょう。
車間距離が近いと、詰められた側は非常に圧迫感、恐怖感があります。ルームミラーで見て、後続車のナンバープレートが映らないような距離まで詰められると非常に気になります。
最近増えてきたデジタルインナーミラーは通常のルームミラーよりかなり近く映るように設計されているのでなおさら気になります。
それどころか危険ですし、近年社会問題化している状態ですので、後ろを気にしながら走っている方も多いと思います。
ですので、通報されたり、トラブルにならないように、常に前車との車間距離を長めに開けるようにしましょう。
車間距離を時間で計る
安全な車間距離の目安は距離でなく、時間で計ります。前の車が通った場所を、自車が『3秒後』に通過するようにします。
そうすると前の車に圧迫感を与えることもなく、安全に走行できて一石二鳥です。欠点を挙げるとすれば『割り込まれる』くらいでしょうか。
それぐらい車間距離を空けておいていいのです。またその割り込んできた車と車間距離を空ければいいんです。
『入れてやるもんか!』と張り合うのは幼稚です。実際、車間距離が近いと『車間距離不保持』という交通違反です。
具体的には、60km/hのとき-15で計算します。
すると45m以上と出ます。40km/hのときも同じく-15で計算して25m以上と出ます。これ以上の車間距離を空けることが法的に決まっています。
もし、この距離に満たないで車間距離で走っていると、上記の交通違反に該当します。
高速道路はそのままの数字
なお、高速道路においては、速度計と同じ距離以上を空ける必要があります。
すなわち、100km/hであれば、100m以上。80km/hであれば80m以上。この車間距離が必要です。
高速道路を走行していると、たまに『車間距離確認区間』が出てきます。あの距離は上記を根拠としています。
あの距離を『空けましょう』でなく、『空けなければならない』のです。しかし、高速道路や一般道路でも右側車線を走行している車の方が車間距離は短いです。
せかせかしている車は右車線しか走りません。黙って左車線を走行しましょう。そこまで到着時間に変わりはありません。
なお、雨の日などの道路環境の悪い場合、タイヤの摩耗状態が進んでいるときは安全の為、上記車間距離の2倍の距離を空ける必要があります。
このようにして普段から多めに車間距離を空けるようにしましょう。そしたら必然的に安全運転に繋がりますから。前車に必死にくっついて走る必要などありませんから。
まとめ
- あおり運転と勘違いされないために車間距離を多めに空ける
- デジタルインナーミラーはすごい圧迫感がある
- 距離でなく時間で計る
- 高速道路はそのままの数字