教習所の最後の砦、卒業検定の縦列駐車
教習所を卒業するためには、誰もが受けることになる卒業検定です。しかし、やはり全員毎回合格とはならず、不合格になる方もいらっしゃいます。
今回は特に、路上から帰ってきて、場内の縦列駐車について、みなさんと一緒に考えていこうと思います。
安心してください。卒業検定で試験をしている検定員の人は、誰もみなさんのことを落とそうとはしてません(^^)リラックスして、いつも通りの運転をするのみです。
それでは落ち着いて行ってみましょう。
縦列駐車とは
よく聞く縦列駐車ですが、どういう駐車でしょうか。車庫入れとはすこし違う縦列駐車ですが、免許を取ってからはなかなかやらない、教習所でしかあまりやらないかと思います。
ここがさらに難しいポイントでしょうか。名前のごとく、縦の列に揃えるように駐車します。
角度をつけすぎず、つけなさすぎず
その一
進入角度が深すぎるとポールに近すぎに、浅すぎると遠すぎになります。
駐車場所に平行に約1mの幅で進入する
その二
この進入の仕方で、縦列駐車の完了がかなり決まります。横のポールと平行が理想です。これより傾いたり、これより後ろからの開始になると失敗しやすいです。
最初にまっすぐ下がる
その三
後退確認を忘れずに(^^)検定では、まずここを採点してます。ゆっくり、焦らず微速で下がっていきましょう。
角度をつけていく
その四
徐々にゆっくりです。ここのときは、教習所によって違います。窓から顔を出すように言われたり、右サイドミラーで見るよう言われたり。そこは言われた通りやりましょう(^^)
ここが難しい
その五
これも教習所によって違います。車種によっても違います。窓から顔を出して右後輪を直接見て合わせるか、プリウスですと左前の三角窓を見て合わすか様々です。
ここで下がりすぎると、下の図のように完了前に左側が脱輪します。逆に下がらなさすぎると、下の図のように車体が区画に入らず未完了になります。
最後は左に切らないように(^^)
その六
右にハンドルを切って完了させますが、車体の左前が角のポールに当たらないように気を付けながら下がっていきます。
ここで車体左前をポールにぶつけてアウトになる人(下の図のように)いますので気を付けましょう。
こうなるのは、『その五』で、赤い線に対して、右後輪が入りすぎているからです。(下がりすぎ)
完了の申告
その七
縦列駐車は、完了したら申告しなくてはいけません。
(県によっては違ってたらすみません。教えてください。)下がりすぎて後ろのポールにぶつけたり、左側を脱輪させたりしないように(^^)
発進する
その八検定員の人からOKが出れば、発進合図をして(右合図)出ていきましょう。このときの採点で見られているところは、右合図を出しているかどうか(途中で消えやすいです。
完全出るまで継続しているか)と、発進確認(周囲の確認)をしているかどうかです。私の経験では、あと出るだけのところで左前をぶつけてしまってアウトになった人がいます。
合格させてあげたいですけど、ダメなんです。(涙)
まとめ
- 縦列駐車の採点範囲は『後退確認(周囲)』『発進合図(右合図)』『発進確認(周囲)』
- その五が一番ずれやすい
- 浅すぎると未完了、深すぎると左脱輪
- 元気よく駐車完了の申告(^^)
- ポールにぶつけず出ていく